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「リハーサルのあとで」チラシイメージ 第9回公演『リハーサルのあとで』

作/イングマール・ベルイマン
訳:岩切正一郎  演出:栗山民也

出演/一路真輝 森川由樹 榎木孝明

美術/長田佳代子
照明/沢田祐二
衣裳/西原梨恵
音響/井上正弘
ヘアメイク/鎌田直樹
演出助手/坪井彰宏
舞台監督/福本伸生・小川亘
製作/渡辺江美

 

もう10数年前のこと、パリに住む友人から短いドラマのテキストを戴いた。今まで大事にしまっていたその作品は、わたしがずっと敬愛していた、スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンによって書かれたものだ。
そのベルイマンの全ての映画をかじりつくように何度も繰り返し観ていた学生時代の記憶は、「ベルイマン体験」として今もわたしの中にある。常に人間の深層を執拗に描くベルイマンのカメラは、人間の欲望のいくつもの感情を鮮明にえぐり出す。それは、強烈だが深く透明で、醜いほど美しい永遠のようなものだ。だから、いつまでも忘れることはない。(演出:栗山民也)


20世紀最大の巨匠と称されている、スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマン。文学的で象徴性にとんだ作風は、のちの映画監督たちに大きな影響を与えています。
一方ベルイマンは、舞台演出家としても活躍していました。そのベルイマンが「新しいメディア」として、テレビに演劇的手法を取り入れて書いたのが、本作『リハーサルのあとで』(1984)です。



稽古の終わった舞台上で、演出家・ヘンリック(榎木孝明)がまどろんでいる。二カ月後にストリンドベリの『夢の劇』の初日を迎えるのだ。そこに、若い女優・アンナ(森川由樹)が、忘れ物をしたと戻ってくる。彼女の両親も俳優で、ヘンリックとは旧知の仲だ。彼はアンナに思い出を、そして演劇論、俳優論を語り始める。とそこへ彼女の母・ラケル(一路真輝)が現れ…



ラケル・エーゲルマン一路真輝
アンナ・エーゲルマン森川由樹
ヘンリック・ヴォーグレル榎木孝明


AFTER THE REHEARSAL by Ingmar Bergman
Based on the French adaptation of Nicolas Liautard
by arrangement with Josef Weinberger Limited, London, on behalf of the Ingmar Bergman Foundation

about Bergman ; http://www.ingmarbergman.se/en/about-bergman

後援:スウェーデン大使館


芸術文化振興基金助成事業

2019年 9月 1日(日)~10日(火)
新国立劇場/小劇場

舞台写真

撮影:田中亜紀  

<劇評・インタビュー>

毎日新聞 2017/6/19
https://mainichi.jp/articles/20190905/dde/018/200/017000c


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