■演劇界の多くの方からいただいた有形無形の財産を、
これからの人たちにバトンタッチする。
■世代やジャンルの枠を越え、様々な方々との交流による芝居創り。
■小さな空間でのロングラン公演で、本来持つ芝居の醍醐味を観客に伝えたい。
地人会新社はこのような想いで始めました。
地人会新社の歩み
2007年 演劇制作体地人会(主宰:演出家・木村光一)解散。
2012年5月 地人会新社として旗揚げ。
第1回公演『シズウェは死んだ!?』(原題=Sizwe Bansi is Dead)
作:アソル・フガード、ジョン・カニ、ウィンストン・ヌッショナ
2013年4月 第2回公演『根っこ』(原題=Roots) 作:アーノルド・ウェスカー
2014年5月 第3回公演『休暇 Holidays』 作:ジョン・ハリソン
2015年4月 第4回公演『クライムス オブ ザ ハート』 作:ベス・ヘンリー
個人的な想い――地人会新社の発足
芝居の魅力に惹きつけられたのは、学校を卒業まもなくの春でした。
台詞という平面に書かれた文字が、稽古という時間でぐんぐん立体化されていくその様を
目の当たりにし、何と楽しい世界なのだろうと次に起こることが楽しみで稽古場に通ったのを
懐かしく思い出します。その芝居は木村光一演出でした。
それから木村さん率いる演劇制作体地人会の制作者として20有余年、2007年の解散まで、楽しいだけでない芝居創りの現実も見てきました。そして「私にはこれしか出来ない」と、演劇人生第2ラウンドを始める決心をしたのです。
多くの方からいただいた見えない財産をこれからの人たちにバトンタッチする。
世代やジャンルの枠を越え、様々な方々との交流を舞台の上で持ちたい……
思いは尽きません。地人会での経験を大切に、お客様に楽しみながら、人間を人生を感じていただける、
豊かで柔らかく大気のような水のような、そんな芝居を――と秘かに思っています。
劇場でお待ちしております。
地人会新社 渡辺江美
地人会新社に期待する ――劇作家・脚本家 山田太一
木村光一さんがお体のせいで地人会を閉じ、ここに地人会新社が誕生した。
これは嬉しい知らせだった。リーダーは渡辺江美さんである。地人会は木村さんひとりの制作体だと以前書いたが、終始実務を支えたのが江美さんなのである。
企画・演出以外のすべてを彼女がやっていたといっていい。美しき大ヴェテランである。
地人会が閉じた直後から、江美さん江美さんという期待の声はあちこちで聞いた。
江美さんは断っていた。やっと、漸く、満を持しての展開である。
その幕開けの舞台を見損なったらきっと後悔するよ、と触れ回りたい。 |
地人会新社 連絡先
〒160-0004 東京都新宿区四谷3-13-12-1203
TEL&FAX 03-3354-8361 |