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「豚小屋」チラシイメージ 第6回公演『豚小屋』

作/アソル・フガード
翻訳・演出:栗山民也

出演/北村有起哉 田畑智子

美術/長田佳代子
照明/沢田祐二
衣裳/西原梨恵
音響/深川定次・坂口野花
ヘアメイク/鎌田直樹
演出助手/坪井彰宏
舞台監督/福本伸生
製作/渡辺江美

 

南アフリカ共和国の劇作家、アソル・フガードの『シズウェは死んだ!?』(原題:Sizwe Bansi is Dead)で旗揚げ公演を行った地人会新社が、第6回公演で再びフガードの戯曲に挑みます。


『豚小屋』~ある私的な寓話~と副題があるように、それは「想像上のどこかの小さな村にある豚小屋」によって繰り広げられます。 軍より脱走して10年。パーヴェル・イワーノヴィッチ(北村有起哉)は湿っぽくうすら寒い家畜小屋で、豚と隣り合わせに暮らしている。
「戦勝記念の日」、その場に出て自分の存在を明らかにしようとするパーヴェル。しかし着ていくつもりだった軍服がぼろぼろだ。そこで、妻・プラスコーヴィア(田畑智子)に未亡人として出席するよう頼む。どちらにしても二人が「この場所」を出る事は危険であり、この先の運命がかかっているのだ。
長い長い時が流れた。美しい蝶が舞い込み、それを豚が食べる。その豚をパーヴェルが殺す。
外の空気が吸いたい!パーヴェルは女装し、二人は夜中の町に出る。風・大地の匂い・満天の星・コオロギさえも二人にとっては感動なのだ。

そしてもっと先まで…あのポプラの木の先に…

「結婚式の時に着たあんたのスーツ、いつかきっと必要な時が来るかもって気がして」

第二次世界大戦中、旧ソ連軍から脱走し、41年間豚小屋で生きていた実在の人物に刺激を受け書かれた本作。夫婦の絆と深い愛に溢れた『豚小屋』を、2017年のはじめにお届けします。


パーヴェル・イワーノヴィッチ(脱走兵)/北村有起哉
プラスコーヴィア(パーヴェルの妻)/田畑智子


都民フェスティバル


2017年1月7日(土)~15日(日)
新国立劇場/小劇場


舞台写真

撮影:谷古宇正彦



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